先日頂いたコメントのなかで輪行時の自転車の持ち運びの話になった。確かにルノー14インチ折りたたみ自転車 AL-FDB140(AL-FDB14)は同価格帯の折りたたみ自転車と比較するとだいぶ軽いが、それでも片手で軽々と持ち上げられるほど軽いとは言えない。
だから俺は将来の輪行に備えて軽量組み立て式の
キャリーカートなんぞ買ってはみたが、動きが渋かったのでガチャガチャやってたらプラスチックの部品が一部欠けてバネがどっかへすっ飛んでったんだわ。実は。それに例えキャリーカートの中では小さく軽いとしても、1kgの荷物が増えるのは好ましいことではない。一番良いのは折りたたみ自転車本体をそのままキャリーカートのように動かせるスタイルだろう。
そこで漠然と考えていたアイデアである、折りたたみ時のシートポスト下部先端のキャスター化が実現できるかどうかを試すことにした。格安で。
早速ホームセンターをうろついて買ってきたのが右下のグレーのキャップ。水道の塩ビパイプ用のフタで、値段は50円くらいだったかな。これを左下に見えているシートポストの先端に差し込もうという訳だが、シートポストの直径が34mmなのに対し塩ビキャップの内径は32.5mmしかない。そこでガスコンロで茹でて柔らかくしようって魂胆だ。乗っかってるのは鍋代わりの桃缶。105円の鍋を買ってくるより桃缶を買ったほうがお得ですな。

コトコト煮込んでいるところ。沸騰させると塩ビパイプは若干柔らかくなるが、少しでも冷めるとすぐに固くなってしまう。いろいろ試した結果、シートポスト先端も軽くあぶって暖めると具合が良いとわかった。

ギューッと押し付けて差し込んだところ。上手く入ったものの、手で幾ら引っ張っても取れないほど締りがきつくなってしまった。

そこでノコギリで縦に切込みを入れたら、何とか手で取れるようにはなった。でも切れ込みを入れるなら茹でた意味が有ったのか無かったのか…。ついでにキャップの底にドリルで穴を開けた。あとはキャスターを買ってきてこの穴に止めれば完成だ。

完成状態の妄想図。キャスターの代わりに木で持ち上げてみた。2つのタイヤとキャスターの3点で立たせ、紐かなんかで引っ張ることを想定している。

ただし解決しないことがまだ幾つかあるんだよね。前方向(写真左手)に引っ張るのは大丈夫だけど、後ろ方向(写真右手)に動かすとペダルが回っちゃうとか、前輪を後輪と平行にさせないと上手く動かないとか。あとは輪行袋を被せると、タイヤと干渉するとか。
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2010/01/27(02:09) : AL-FDB140(AL-FDB14)にキャスターをつける(1)
カテゴリ :輪行用キャスター
キーワード : キャスター
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